【事例1】
亡夫名義のマンションにそのまま住みたいが亡夫に借金がある方からのご相談

同居していた夫が亡くなったが、今住んでいる夫名義のマンションにそのまま住み続けることを希望しています。
しかし、夫には多額の借金があり、住宅ローンも残っています。
幸いなことに生命保険金を受け取ることができました。
どのような手続きをするとよいのでしょうか?

当センターの対応

故人名義の不動産に住宅ローンが残っており、故人に借金が多額にある場合、相続放棄手続きで解決できる場合もあります。
しかし、ご相談者様のように自宅の不動産を残したい場合、相続放棄手続きをしてしまうと不動産を手放すことになってしまいます。
このような場合は限定承認手続きを選択すると故人名義の不動産を相続することができる場合があります。
この事例の場合、受け取った生命保険を元手にして住宅ローンを返済し(先買権行使)、自宅のマンションを残すことができました。
このように、思い入れのある自宅不動産を残したい場合、費用はかかりますが、借金を背負うことなく自宅不動産を残すことができます。